修理か買い替えか迷ったら？買い替えにおすすめのエアコン10選

エアコンを買い替えたいと思うタイミングは人それぞれですが、一般的には、「故障してしまい、長年使っていて寿命が来たので、ここら辺で新しい機種に買い替えよう」と思う方が多いのではないでしょうか。

また、故障はしていないけれども、空気の汚れなどに対応した最新の機種に買い替えたいという場合もあります。一口にエアコンの買い替えをするといっても、今まで使っていたエアコンはどうするのか、どうやったら安く買えるのか、安く買ったとしても設置はどうするのか、など心配事が多いですよね。

ここでは、エアコンの買い換えを検討する際に、知っておくと便利な情報を紹介します。

エアコンの平均寿命は13.5年（総務省統計による）ほどです。そして、修理のための部品が保持される年数は各メーカーによって、10年、9年などと定められています。

修理部品が手に入らないエアコンが故障した場合には、修理ができなくなり買い替えが必要となります。一般的には10年使って故障したら、買い替えも視野に入れたほうがいいでしょう。ただし、業務用のエアコンについては、耐久性が高く作られているため、寿命は15年ほどとなっています。

エアコンの寿命については、以下の記事も詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

エアコンが故障したときにはまずは保証期間内かどうかを確認しましょう。保証期間内であれば、保証書の内容に基づいての判断とはなりますが、無料で修理してもらえる可能性が高いです。

ただし、エアコンの保証期間というのは、エアコン本体は1年、冷媒系統は5年など、パーツによって異なります。また、保証期間が過ぎている場合でも、修理で治るのかは心配なものです。確認する方法に、取扱説明書を読むか、もしくはメーカーのサイトで調べる方法があります。

パナソニックのサイトの例ですが、メーカーサイト内にある「修理診断ナビ」で、症状をさらに細かく選択すると、修理が必要な場合には「診断」というボタンがでてきて、修理の目安金額が表示され、修理の申し込みもサイト上から手続きできるようになっています。

エアコンが故障したと思ったときには、まず説明書にある「故障かなと思ったら」という目次を探しましょう。説明書の指示に従っても治らなければ、保証書にあるメーカーの問い合わせ窓口に相談しましょう。

ただ、ある程度の買換えのサインとなる症状がありますので、判断材料として参考にしてください。

例えば、比較的新しい機種で、メーカーサイトや取扱説明書でで「冷えない」とい症状を型番から調べてみると、風は出るのか、設定温度を下げてみても冷えないか、室外機は動いているか、などいくつか確認すべき項目があります。

場合によっては、リモコンのリセットボタンを押して治る場合があります。その上で、長年使っている機種で、スイッチを入れても冷えない・暖まらないといったケースで、説明書の指示通りに試しても改善がなければ、買い替えの検討をおすすめします。

エアコンの水漏れは、ドレンホースが汚れで詰まっている場合や、部屋の気圧の関係の場合は、改善できる可能性があります。ドレンホースの詰まりや、ドレンパンは、自分で見ることは難しい場所のため、一度点検してもらうことをおすすめします。

エアコンの異音は、室内機の不具合の音と、室外機の不具合の音があり、大丈夫な音と故障の音があります。室内のエアコンが「ガタガタ」という音や「ブーン」「キュルキュル」というフィルターに問題がある可能性の音の場合は、フィルターの掃除をすれば解決できる可能性があります。

「ポコポコ」という音はドレンホースに問題がある可能性があります。室外機は「ガラガラ」「ガコンガコン」「キュルキュル」という音は問題がある可能性が高いです。メーカーに相談し、改善が難しければ買い替えを検討しましょう。

エアコンの風が臭いと、ずっとその匂いの中で生活しなければならないため、苦痛を伴うものです。古いエアコンの場合、たいていは雑巾のような酸っぱい臭いがする場合が多いです。フィルターの掃除は自分でできる場合があるのでやってみましょう。

それでも改善しない場合は、フィルターの奥の熱交換器のあたりや、ドレンパンなどにカビが発生している可能性が高い為、いったん業者に掃除をお願いしてみましょう。長年使っているエアコンでそれでも改善しない場合には、買い替えを検討しましょう。

エアコンは、リモコンでスイッチを入れると、夏は冷風が出て、冬は温風が出るのが基本です。リモコンの操作が効かない時は、リモコン自体の電池が切れている場合もあります。

リモコンに問題がないにも関わらず、リモコン操作通りに操作しても冷風・温風が出ないとなれば、冷媒ガスが漏れている可能性もありますので、故障のサインとして覚えておきましょう。

漏電ブレーカーが落ちる場合、運転してない時に落ちるのか、運転してる時に落ちるのか、見極める必要があります。運転していない時にコンセントを抜いてみた時に、屋内配線に問題があれば、ブレーカーは落ちますし、エアコン待機時に動作するコンプレッサーの回路が原因ならブレーカーは落ちません。

また、運転してる時にブレーカーが落ちる場合、エアコン内部で故障が起きている可能性が高いです。コンセントを抜く場合には、ブレーカーを落としてから抜きましょう。

一般的に上級モデルのエアコンは、最新モデルの発表直後は値段の設定は高くなり、最新のモデルにチェンジされる直前は値段が落ちるという傾向にあります。そのため、新しい機種でなくてもいいということであれば、この時期が安く購入するチャンスの時期です。

具体的には、一年の中で上位モデルは10月から12月に発表されるため、10月直前の9月が安く買える時期となります。6月～8月はエアコンの販売と設置の繁忙期の為値段は下がらない場合が多いです。

中級モデルのエアコンはモデルチェンジが2月～5月頃のため、直前の10月～1月が安くなることが多いです。下位モデルの場合は、1年を通して、それほど大きな値動きがないのが一般的です。

エアコンが安くなるタイミングの時期を紹介しましたが、家電量販店のセール期間中に買うという方法もおすすめです。家電量販店には半期に一度の決算セールがある場合が多いです。時期としては3月と、9月の年2回です。年末年始のセールもチェックしましょう。

エアコンを買い替えるとなると、古いエアコンの取り外しと、新しいエアコンの設置の費用と、古いエアコンは下取りしてくれるのかが気になるものです。確認しましょう。

エアコンの取り外しの相場について紹介します。あくまでも標準的な工事の相場では、取り外しは5000円位～2万円前後です。取り付けはエアコンの容量によって違いますが、15000位～2万円前後が多いです。

取り外しや取り付けの時に、追加料金が発生する例としては、室外機が屋上にある場合や外壁に取り付けられている場合、ベランダの天井から架台を吊り下げている場合、室外機と室内機の回数が違う場合、といった例があります。事前に必ず確認しましょう。

エアコンの取り付けや取り外しについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

家電量販店の買換えの広告に、「下取り値引き」という文字があったとしても、実際に下取りをやっている量販店はほとんどありません。ポイントで還元する量販店はあります。また「●●円で下取り」という量販店があったとしても、必ずしもそのエアコンが安いとは限りません。

古いエアコンを引きとってもらうには、一般的には「リサイクル料金」と「運搬料」がかかります。そもそもエアコンは、取り外しだけやってもらったとしても、粗大ゴミに出すことはできません。リサイクル法によってリサイクル料金と運搬料を払って、家電リサイクル受付センターへ申し込んで処分してもらうこととなります。

そのため、買い替えの場合、家電量販店ではリサイクル料金と運搬料を合わせた「リサイクル券」といったチケットを買うことで、取り外した後のエアコンのリサイクル処理もやってもらえるサービスがあることが多いです。

リサイクル処分にかかる費用の目安ですが、エアコンの機種によってリサイクル料金は異なります。ビックカメラの例では、一般的な家庭用エアコンメーカーは、2,640円（リサイクル料金990円+収集運搬料1650円）となっていますが、メーカー機種によって違うため確認しましょう。

エアコンには寿命がありますが、なるべく伸ばして長くつかえたら嬉しいですよね。メンテナンスをこまめにすることで、エアコンは長持ちします。メンテナンス方法について紹介します。

部屋の中にあるエアコンのフィルターの掃除は、ぜひ、最低でもシーズンごとにやっておいたほうがいいお手入れです。夏と冬に、シーズンで使う前と使う後に掃除しましょう。

やり方は、必ず使用している機種取扱説明書を見てやりましょう。フィルターを取り出したら、ほこりを吸わないようにマスクをして、中性洗剤で洗ってお湯で洗い流し、乾燥させてからエアコンに戻す、というイメージになります。

最近販売されているエアコンには、フィルターをエアコン内部で自動洗浄してくれる機能が搭載された機種が多くなっています。買い替えの際の検討ポイントとして参考にしてください。

室外機もチェックしましょう。室外機は網状になっている空気の吸い込み口がフィルターです。室内機のフィルターとは形状がちがいますが、砂ぼこりや枯葉などが挟まっている場合には、ほうきで取りましょう。取りにくい場合には、掃除機で吸い出す方法もあります。

室外機は、熱の交換をして室内に冷たい風や暖かい空気を送る機械です。汚れが溜まっていると効率が落ちて、電気代がかかってしまうことがありますので気をつけましょう。

室外機の汚れを取りたいと思ったときに、ホースで水をかけてしまいたいと思ったことはありませんか。確かに雨に耐えられるような構造にはなっているのですが、ホースで水をかけてしまうと、水の勢いや角度によっては、室外機の内部に入り込んでしまうことがあるため、基本的には雑巾がけをおすすめします。水をかけるのは、外部のカバーだけにとどめることをおすすめします。

エアコンのメンテナンスは、自分でできる部分と業者に依頼しないと難しい部分があります。エアコンから出る空気が臭い、臭いに我慢できないと感じる時は、特に悩みますよね。エアコン内のカビや汚れは、自分の力でできない部分があるため、業者に依頼することも、一つの選択肢として検討しましょう。

業者に依頼する場合のエアコンクリーニングの相場は、1台およそ8000円位～9000円位です。エアコンの機種の中で、エアコン内部で行われるお掃除機能付きのタイプは料金がグッと高くなり、13500円位～15500円位の相場となります。また、天井埋め込みタイプも相場は高くなりますので、必ず料金は確認してから申し込みましょう。

エアコンの相場は安いものは3万円台、高いものは20万円以上します。買い替えとなると、取り外しや設置の費用も含めて、高額な買い物となりますので、安い時期やかかる費用など、機種やメーカーによって違いますので、しっかりチェックしましょう。