エアコンの処分・取り外し費用はどれくらい？｜電気屋・専門業者・即日処分はできる？

エアコンの買い替えや処分の際は取り外し工事が必要になります。自宅のエアコンを取り外すための費用はいくらかかるのか、気になる方も多いですよね。取り外し費用はエアコンの状態や設置条件によって大きく異なるのはご存知ですか？

業者に依頼した場合の取り外し費用は一般的に、標準工事・追加工事費・処分費の合計で決定されます。5,000円未満で取り外せるケースもあれば数万円かかる場合もあり、状況によってさまざまです。

費用を抑えるために、自分で取り外したいと考える方もいるかもしれません。本記事では、自分でエアコンを取り外せるのか、業者へ依頼した場合の費用など、エアコンを取り外す方法を詳しくご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

エアコンの取り外しに資格は必要ありませんので、自分で作業可能です。業者に依頼すると費用がかかりますが、工具があれば材料費は1,000~2,000円程度で、1時間以内でできます。エアコンの取りはずし方の手順は以下です。

【エアコンの取りはずし方】

1. エアコンを撤去した際の搬出経路と作業スペースを確保する
2. 室内機の下に養生用マットやシートを敷く
3. 室外機の側面カバーをドライバーで外す
4. 配管のバルブキャップを外す
5. 強制冷房運転をする
6. 送り側の配管のバルブを締める
7. 強制冷房運転を2～3分行う
8. 受け側の配管のバルブを締める
9. エアコンを停止する
10. コンセントから電源プラグを抜く
11. 2本の配管のバルブキャップを付け直す
12. 室外機と配線を取り外しす
13. 配管パイプを養生する

エアコンを取り外す際は、必ずメーカーの取扱説明書を確認してください。取り外し方法を誤るとエアコンが故障したり、事故につながるケースがあります。中には危険な作業も含まれているため、エアコンの取り外しは専門業者に依頼するのがおすすめです。なぜ、危険なのか下記を参考にしてください。

※音が出ます

エアコンを自分で取り外すには、エアコンの仕組みを理解しておく必要があります。知識がないと故障や事故につながるリスクがあるため大変危険です。電気を供給する配線を切断するだけでも感電や停電を引き起こす可能性があります。

特に、配線・配管・冷媒ガスの安全な処置には専門知識とある程度の経験が必要です。知識と技術のない素人が行うと怪我や破損などのトラブルを引き起こす恐れがあります。そのため、エアコンの取り外しは専門の業者に依頼した方が安心・安全です。

エアコンの取り外しは室内機だけでなく室外機の取り外しも必要です。室外機の重量は50kg以上のものもあり、移動させるのは大変です。特に女性や高齢の方には難しく、持ち上げられたとしても落下などの恐れもあり大変危険です。

室外機を運ぶための自動車に乗せるのも一苦労ですし、腰痛になる可能性もあります。こういった観点からも、取り外しは業者に依頼するのがおすすめです。

取り外した後のエアコンは処分する方が多いと思います。しかし、エアコンは粗大ゴミに出せません。エアコンの処分方法は家電リサイクル法で定められており、違反すると罰金などの罰則が課せられるケースがあります。

自分で取り外した場合、家電量販店まで運んで引き取ってもらったり、リサイクル券を購入し各自治体の収集所に運んだりしなければなりません。処分まで行ってくれる専門業者に依頼すれば手間がかかりません。エアコンの処分方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

エアコンの取り外しを業者に依頼する場合、どの会社を選べばいいのか迷いますよね。ここからは取り外しの際に依頼する、家電量販店・専門業者それぞれの特徴をご紹介します。

家の近所に家電量販店がある場合は、そこで依頼をするのが手っ取り早くおすすめです。料金は各家電量販店で違いはありますが、大体どこも同じような金額で依頼できます。

家電量販店・電気屋さんでは買い替えでないと取り外してもらえないと思いがちですが、ヤマダ電機・エディオンなどの家電量販店は取り外しだけでも対応している場合があるので、ぜひ確認してください。

家電量販店が近くにない方は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。「エアコン 取り外し 業者」と検索すれば、ネットで簡単に専門の業者を調べられます。

専門の業者に依頼する場合は、住んでいる地域に来てくれるのか、出張費はいくらかかるのかを考慮して選びましょう。中には高額な請求をしてくる悪徳な会社も存在するので、口コミを参考に評判のいい業者を選んでください。

各家電量販店で料金が違うため、近くの店舗の料金を調べておきましょう。出張費が必要な場合や、見積りに費用が発生する場合もあるので注意してください。

代表的な家電量販店の料金相場をまとめました。目安として参考にしてください。

専門業者に依頼する場合も家電量販店と同じくらいの費用がかかります。業者によって価格はさまざまですので、数社をピックアップして料金比較をしてみましょう。一般的に1台の取り外しにつき5,000円〜が相場となっています。

異常に高額な請求をする悪徳業者もいるので、業者を選ぶ際は口コミで評判をチェックするなど、十分に調査をしてください。

室外機の撤去費用は、基本的に地面やベランダに設置された場合を想定したものです。室外機を特殊な方法で設置していると、別途追加費用が加算される場合があります。屋根置き・壁かけ・天吊り・2階置きなどの場合は、事前に料金を確認しましょう。

主な家電量販店の追加工事費の一覧表です。さらに具体的な料金が知りたい方は見積りを依頼してください。

エアコンは家電リサイクル法の対象品目です。エアコンを処分するには別途リサイクル費用の支払いが必要になります。リサイクル料はエアコンメーカーやモデル、エリアによって異なるため、事前に各家電量販店・業者に確認しましょう。

また、リサイクル料の他に運搬費用・処分費用も加算されます。下記は目安になるので、参考にしてください。

無料で処分してくれる業者は、一見魅力的に感じられますよね。しかし、 無料で処分してくれる業者は、回収は無料でも出張料や取り外し料金などその他で費用を取られてしまう場合があります。また、あまりに安い業者も悪徳業者である可能性があるため、信頼の置ける業者に依頼しましょう。

業者によっては、即日対応してもらえる場合があります。できるだけ早くエアコンを撤去したい方は、即日対応を受け付けている業者を選びましょう。詳細は業者の公式ホームページを見るか、電話で確認できます。対象のエリアが決まっているケースもあるので、条件をよく確認してみてください。

エアコンを自分で取り外すのは事故などのリスクもあり危険です。費用はかかりますが、エアコンの取り外しは家電量販店・専門業者に依頼するのをおすすめします。費用を少しでも安く抑えたいのであれば、業者ごとに料金を比較して選びましょう。