エアコンからポタポタ・ぴちゃぴちゃ水音がする対処法は？水滴の音がする原因も

家に設置してあるエアコンから水音がしていませんか？エアコンからする水音にも「ポタポタ」や「シャー」のように、さまざまな音の種類があります。実は、水音の違いによって原因が異なる場合があります。

エアコンから水音がするからと言って必ずしも故障しているわけではありません。しかし、音によっては故障も考えられます。さらに、エアコンから水音がしたまま放っておくと、場合によっては修理すらできなくなる可能性もあります。

そこで本記事では、エアコンからする「ポコポコ」「ポタポタ」「ぴちゃぴちゃ」といった水音の原因やすぐに試せる簡単な対処法について解説します。便利な100均アイテムの紹介もしているので、家のエアコンに当てはまる症状がある方はぜひ最後までご覧ください。

エアコンから「シャー」と水が流れているような音がする場合は、正常な動作によって発生している音の可能性が高いです。そのため、「シャー」と鳴る音であればそこまで心配する必要はありません。

エアコンは、空気を温めたり冷やしたりする機能の冷媒が中に入っています。「シャー」と鳴る音は、冷媒が流れている音です。基本的に問題はないですが、あまりにも音が大きい場合は業者に問い合わせましょう。

エアコンの稼働音に関しては以下のリンクで詳しく解説しているので、問い合わせの前にチェックするのもおすすめです。

水が流れるような「チョロチョロ」と鳴る音も基本的に問題ありません。「チョロチョロ」の音は、冷房の使用によってエアコン内部に溜まる結露水がドレンホースを通る音です。

ただし、「チョロチョロ」音が以前よりも大きくなった、エアコン使用中ずっと音がするなどの場合は故障の可能性もあります。業者への点検依頼を検討してください。

エアコンからの水音は、エアコン室内機内部への汚れの付着が原因の場合もありますよ。エアコン室内機内部に付着した汚れによって、結露した水が通常流れるはずの箇所に流れなくなります。

この場合は、室内機内部の掃除をプロに依頼して汚れを取り除くのがおすすめです。日頃の自分でできる範囲の掃除については次のリンクで解説しています。

エアコンクリーニング後に「ぴちゃぴちゃ」音がする場合がありますが特に問題はなく、正常な水音だと考えられます。クリーニングでエアコンの内部がきれいになり、運転がスムーズになったので水音が発生します。そのため、今すぐに修理の心配はいりません。

賃貸マンションやアパートで最初から設置されていたエアコンの場合、エアコンの所有権は管理会社や大家さんにあります。自分で判断・対処せず、管理会社や大家さんに連絡して相談するようにしましょう。

エアコンからの水音は、少し窓を開けるだけで解決する場合もあります。窓をあけて空気の出入り口を作れば外と家の中の気圧の差がなくなり、ドレンホースの中に外からの空気が入り込まなくなります。もし窓を開けられない場合は、壁や天井の「換気口」でも大丈夫です。

ドレンホースに汚れが多く詰まるようになると、水音の原因となります。汚れが詰まることによって、エアコンの結露した水が排水できず、溜まっていくことで水たまりのようなものができてしまいます。そこに水がつぎつぎと落ちることで水音が発生してしまうのです。そうならないように汚れを掃除機やポンプで吸い込みましょう。

換気扇を回しているときにエアコンから水音がした場合は、1度換気扇を止めて室内の空気を外に出さないようにしましょう。マンションなど気密性の高い部屋で換気扇を回すと、外の空気がドレンホースから入り込んでくるため、エアコンから「ポコポコ」と水音が発生しやすくなります。

エアコンから「ポコポコ」と水音がする場合は、ドレンホースの先端の向きを変える方法もあります。ドレンホースの先端の向きを変えれば、ドレンホースから空気が入り込みにくくなります。そうすれば、エアコンからの「ポコポコ」といった水音は生じなくなります。

ドレンホースを確認して汚れている様子だったり、室内機から水漏れが発生している場合にも、クリーニング用のアイテムを使用して自分で解決できる場合があります。

ドレンホースの内部をお手持ちの道具を使用してきれいにするのは難しく、完全には汚れを取りきれません。しっかりとした掃除ができる専用のアイテムを紹介します。

換気扇を止めたり窓を開けたりしてもエアコンからの水音が改善しない場合は、業者にドレンパンのクリーニング依頼をするのがおすすめです。室外機は誤って動かすと故障の原因にもなります。

そのため、ドレンパンやドレンホースの詰まりは業者に依頼して解消しましょう。業者や作業内容によっても変わりますが、ドレンパンのクリーニング料金の目安は1万円ほどです。エアコンも合わせてのクリーニングの場合、4万円を超える場合もあります。

エアコンの水音を対処したい場合には、100均のエアコン排水ホース用防虫キャップを使う方法もおすすめです。このキャップは、防虫キャップとしてだけでなく防音対策グッズとしても使えるので非常に便利です。

手に入れやすいアイテムなので、ぜひ購入を検討しましょう。異音に悩んでいる方は、下記リンクで原因を詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

エアコンからンの水音の応急処置には、ペットボトルも使えます。ドレンホースの先を持って水を入れたペットボトルに挿し込むだけなので、誰でも簡単に行えます。

これだけで水でドレンホースにフタをしている状態になるので、空気の逆流を防いで水音が改善します。しかし、あくまで一時的な対処法であると覚えておきましょう。

あまりにも大きな水音がする場合や、前よりも水音がひどくなっている場合は、1度業者に調査を依頼しましょう。水音がひどくなるとエアコンから水が漏れてきたり、ホコリや虫が入ってきたりする場合もあるので、なるべく早く業者に点検を依頼してください。

ここまで紹介してきた対処法を試してみても改善しない場合は、思い切ってエアコンを買い替えましょう。以下の記事で、2022・2023最新のエアコンについて詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

今回は、エアコンから雨漏りのような「ポコポコ」「ポタポタ」「ぴちゃぴちゃ」といった水音がする原因や、それらの対処法について紹介しました。エアコンから水音がする場合は、ドレンホースやドレンパンが詰まっている可能性もあるので、1度確認するのがおすすめです。