エアコンのポコポコ音を解消！応急処置や原因・対策も【逆流防止弁や100均・ダイソーで】

暑い夏、寒い冬には欠かせないエアコンですが、使用中「ポコポコ」「ポンポン」といったうるさい異音がすることがありますよね。故障かな？と不安になるかもしれませんが、実はエアコンの「ポコポコ」音は故障ではなく、簡単に解消できるのです。

エアコンからポコポコ音がするのには、いくつかの原因がありますが、すぐにできる対処法もあります。対処をしてもポコポコする音が気になるようでしたら、業者に調査を依頼しましょう。

こちらでは、手軽にできるエアコンのポコポコ音を抑える方法や、100均の対策グッズ・業者への依頼方法をご紹介します。静かなエアコンで、快適に暮らしましょう。エアコンから音がする時に参考にしてください。

エアコンからポコポコ音がするのは、室内から外に出ているドレンホースが原因です。エアコンからポコポコ音が出る「2つの原因」をご紹介します。

エアコンのポコポコ音の原因のほとんどが、室内と屋外の気圧差やドレンホースに空気が入り込んで起こっています。ドレンホースとは、エアコンを運転することで発生した結露水をベランダや庭に向けて排出するためのホースです。

風が強いときや室内と屋外の気圧差があるときは、うまく排水が行われずホース内に水が溜まります。たまった水に空気が入り込むことが、ポコポコ音の原因です。ストローでコップの水を吹くと、ポコポコ音がするシーンを想像してください。

エアコンのポコポコ音のもう一つの原因は、ドレンホースに汚れや結露水が溜まってしまい水分が排出されにくくなることです。汚れや水がたまりすぎると、うまく空気が抜けずに、ポコポコという音を発生させる原因になります。

エアコンのポコポコ音が気になる場合は、ドレンホースの内部にものが入らないように工夫が必要です。専用のグッズや身近なもので、ホースの内部にごみが入るのを防げます。

エアコンからポコポコ音がした時に、賃貸物件でもすぐにできる応急処置を紹介します。窓や通気口がある物件なら開けてみてください。室内と屋内の気圧差が解消されて、エアコンのポコポコ音が軽減されます。窓全開ではなく、少し開けるだけでOKです。

また、換気扇を作動しているときにポコポコ音がなる場合は、換気扇を止めましょう。応急処置を試しても音が止まらない場合は、業者に修理依頼をしましょう。賃貸にお住まいの方は、大家さんや管理会社に相談してください。

エアコンのポコポコ音の解決方法を表にまとめました。風が強い日や気圧差、汚れ詰まりに効果的な対処法を見つけて、お試しください。

【エアコンのポコポコ音の解決方法】

※ポコポコ音には結露水が関係していますが、結露を抑えたい場合は断熱素材のドレンホースへの交換がおすすめです。

ドレンホースに風が吹き込んでしまい、ポコポコ音を発生させていることもあります。その場合、ドレンホースの先端を、風の影響を受けにくい方向へ向きを変えるとポコポコ音が解消されます。

ポコポコ音が気になる場合、ドレンホース内で外気の逆流が起こらないように工夫して設置してみましょう。

ドレンホースからの虫の侵入や、外との気圧差を解消してポコポコ音を止めたい場合、ドレンホースに逆流防止弁を付けることも効果的です。業者に施工もお願いできますが、自分で設置もできます。

自分で設置する場合は、通販サイトやホームセンターなどで逆流防止弁を購入しましょう。逆流防止弁は1,000円以下で購入可能です。

ポコポコ音は、ドレンホースから侵入したゴミや虫も原因のひとつです。ドレンホースにすぐに逆流防止弁を付けられない場合、虫やごみの侵入を防ぐために防虫キャップやストッキングをかぶせます。

防虫キャップはダイソーやセリアなどの100均でも買えますが、ストッキングならコンビニで購入可能です。今すぐにでも対処したいと思ったら、ストッキングを切って結束バンドや輪ゴムで固定しましょう。

応急処置として使える手段ですが、水が入ったペットボトルにドレンホースの先端を入れてポコポコ音を止められます。水がドレンホースに蓋をし、空気の逆流を防げるためです。

ただし、長期間放置しているとドレンホースに苔が生えホースが劣化します。早めに逆流防止弁や防虫キャップなどを取り付けて対処してください。

ドレンホースが詰まったままだと、ポコポコ音が解消できません。また、溜まった汚れから匂いが発生する場合もあります。ドレンホースのお掃除方法をご紹介しますので、参考にしてくださいね。

エアコンのドレンホースを掃除するときには、サクションポンプを使用します。サクションポンプはホームセンターやネット通販で購入可能です。

サクションポンプの使い方ですが、まずはドレンホースにサクションポンプを差し込んでください。差し込んだ状態で、ゆっくりと一度吸引します。吸引したら、ホースから外し、サクションポンプのハンドルを戻してください。

汚れや水が出てくるまで、同じ作業を繰り返すとドレンホースがきれいになります。

「自分でドレンホースやエアコンの掃除をするのは面倒だ」「難しい」と感じたらプロに依頼しましょう。エアコンのクリーニングは早ければ1時間程度で終了します。お値段は業者によってまちまちですが、1万円以下でも可能です。

インターネットや電話帳などで、エアコンクリーニング業者を調べて数社から見積もりを取ってみましょう。繁忙期を避けるとお値段が安くなる傾向があります。繁忙期は、エアコンを使い始める6〜8月、大掃除の時期の12月、新生活の始まる3,4月です。

静かな部屋でエアコンがポコポコしていると、人によっては眠れないほど気になりますよね。ポコポコ音の原因を知り、窓を開け、換気扇を止め、逆流防止弁をつけるなど、簡単にできる対処法を試してみてください。ポコポコ音を解消して静かに暮らしましょう。