【徹底比較】業務用エアコンおすすめ9選｜人気メーカーや業者も紹介！

エアコンは店舗やオフィスなどさまざまな場所で活躍します。職場のエアコンの効きが悪く「業務用エアコンを買い替えたいけれど、どこで買うか悩む」と考える方もいます。エアコンは従業員が仕事をしやすい環境を作るだけではなく、お客さんの満足度にも繋がります。

業務用エアコンは、家庭用エアコンに比べて大型で長時間の運転にも耐えられる設計です。事務所や店舗での使用を前提に作られているので、家庭用エアコンよりも馬力が強いモデルが多くあります。

また、エアコンの能力を馬力で表示しているのも、業務用エアコンの特徴です。家庭用エアコンでは業務用エアコンの力には敵いません。室外機についても、家庭用エアコンの場合はペアで設置する場合が多いですが、1つの室外機に対して2、3台と設置できるのも魅力です。

さらに、使用する電圧も違うので、業務用エアコンを設置するには、家庭用エアコンに比べて専門的な知識も必要になってきます。

家庭用エアコンと業務用エアコンの大きな違いは、やはり冷暖房能力です。オフィスや、店舗など広い場所での使用が多い業務用エアコンは、しっかりと冷暖房が効くように機能が搭載されています。人が多く出入りするため、その分空気の入れ替わりも激しくなるためです。

また、オフィスでは熱を持った機器も多いため、より高い能力を求められます。さらに、電源・電圧の違いやなども異なってきます。また、より専門的な作業が必要となるため家電工事の感覚では工事ができません。埋込み形の室内機の設置・フロンガス回収・配管洗浄などが必要になります。

日数に関しても、場所によりますが1日で終えるケースは少なく、数日はかかる場合が多いです。工事料金も数万円〜数百万円と設置する場所によって変わります。取り付けに関しては、相談する業者をしっかり考えておきましょう。家庭用エアコンとの違いは以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

家庭用エアコンと業務用エアコンでは、能力を示す単位が異なります。家庭用エアコンでは、「◯kW」といった表記が一般的です。一方で、業務用エアコンでは「◯馬力」や「P◯形」と表記されます。

1馬力は、約2.8kWと覚えておくと分かりやすいです。設置する場所の環境によっても冷暖房能力は異なりますが、1馬力で約8畳には対応できます。メーカーによってはカタログに記載があるので参考にしましょう。また、P40形は馬力に換算すると1.5馬力となります。

家庭用エアコンと違い、それぞれの能力の比較がやや難しく感じる方もいるかもしれません。しかし、冷暖房能力は馬力を基準に選ぶ点を覚えておけば、比較しやすくなります。以下の記事で、エアコンの馬力について詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてください。

業務用エアコンには、「天井埋込タイプ」・「天井吊型」、家庭用エアコンと同じ形をした「壁掛け型」・「床置き型」など多くの種類があります。また、同じ天井埋込タイプであっても、吹出口が4方向や2方向のものなど異なる部分があります。

使用する環境によってそれぞれメリットがあり、馬力が優れている業務用エアコンを探している方は、天井埋込タイプと天井吊型がおすすめです。設置するスペースが限られているのであれば、壁掛け型や床置き型エアコンを選ぶと、コンパクトながら強力な風で空間の温度を上下させます。

壁掛け型は家庭用エアコンと同じ形ですが、業務用エアコンの馬力を持っており、スペースが狭めな事務所などに最適です。また、天井埋込タイプでもコンパクトなモデルもあります。サイズだけでなく、馬力も比較して選びましょう。

業務用エアコンの本体の価格は、10万〜30万円です。本体以外に発生する設置費用は、5万〜10万円かかります。安い業務用エアコンを考えても、15万円が必要です。また、設置する場所によっては、別途工事費用が発生する場合もあります。

家庭用エアコンとは工事内容も違うため、初期費用が高くなってしまうのが業務用エアコンの特徴です。快適な空間にするためにも、初期コストがどのくらいかかるのかを計算をして、場合によっては中古での購入も検討してください。

また、業務用エアコンの種類によって価格相場は違います。

※シングルはエアコン・室内機・室外機がセットになったものです。

ダイキンは、他者より突出した業務用エアコン国内シェア40％を誇ります。その人気の高さの理由は、多様な機能性・手厚いアフターサービスです。気流コントロール機能・室内機センサの組み合わせによって効率的な冷暖房を可能にし、多くの機種で30％もの電力カットにも成功しています。

また、アフターサポートは24時間365日、電話・メールで対応しています。ダイキンの専門スタッフが的確なサポートしてくれるため安心です。近年は多様な働き方により、業種により使用する時間帯もさまざまあります。そのため、この手厚いサポートも嬉しい特徴です。

空調設備の性能・耐久性に定評がある、三菱重工冷熱株式会社が展開しています。三菱重工の業務用エアコンは、他社と比較して本体価格の安さが大きな特徴です。安価ながらも機能も優れているため、コスパがよく人気を集めています。中でも「セゾンインバーターシリーズ」は、多くの施設で利用されています。

室内機は風向き調整用の風防を備え、風が直接体に当たりません。また、AIを搭載し、人の有無や室温によって自動で空調してくれ、低価格とは思えないほど高性能です。一方、故障が多い難点がありますが、メーカー・代理店で24時間、365日対応可能です。

三菱電機の業務用エアコンは、国内シェア2位と人気です。同系列の三菱重工とは全く違い、三菱電機は高価格帯の製品を展開しています。快適空間を実現する「人感ムーブアイセンサー」・素早く暖まる「ズバ暖スリム」・設置場所を考慮した室外機「スリムER」などで、高価格でも人気を集めるほどハイスペックです。

また、三菱電機のエアコンは耐久性が高く、壊れにくいといわれています。さらに、アフターサポートも充実しているため、初期費用はかかるものの、一度購入すると長く安心して使い続けられるのが大きな特徴です。

日立の業務用エアコンは、省エネ性能が業界トップクラスを誇ります。「省エネの達人プレミアム」・寒冷地専用の「寒さ知らず（寒冷地向け）」を展開しています。人感センサーを搭載し、人のいるところに向けて冷気や暖房を送るため、省エネが可能です。

また、日立の特徴は、空調設備全般の保守と整備サービスを用意している点です。保守を行なうと故障などのトラブルが回避でき、機能不良によるエネルギーロスも抑制できます。こういった点からも省エネが可能です。

東芝キヤリア株式会社は、1994年に東芝とアメリカのキヤリア社が合併して設立されました。しかし、現在はキヤリア会社に売却が決定されています。東芝キヤリアの業務用エアコンの特徴は、低価格・高い省エネ効果です。

しかし、外気温に影響を受けやすく、40℃を超える酷暑などでは効きづらくなるデメリットがあります。また、アフターサポートが用意され365日対応可能ですが、対応時間が9：00～20：00までのため、お気をつけください。それでも他社と比較するとコストを大幅に削減できるのは、大きなメリット特徴です。

パナソニックの業務用エアコンは、適度な価格と高性能さで人気を集め、国内シェア3位です。空気清浄機能「ナノイー」・「ナノイーX」や、「エコナビ」による高い省エネ性能が特徴です。

また、パナソニックのエアコンは、既設配管と配線の再利用が可能です。それにより、工事期間と工費の大幅に削減できます。また、耐久性の高さも定評があり、適度な価格帯で充実した性能のため、ご紹介したメーカーの中でバランスがいいといえます。

まずは、業務用エアコンを購入するメリット・デメリットについて解説していきます。費用面など気になるポイントはさまざまです。詳しく紹介します。

業務用エアコンを購入するメリットは、リースをする場合に比べて総額が安くなる・です。業務用エアコンを購入すると、エアコン代と設置費用以外に必要なものはありません。使用する期間も決まっていないので、必要なくなったら売却もできます。

使用する期間を考えずに、業務用エアコンを使用したいのであれば、購入するのがおすすめです。また、さらに安くなる中古で業務用エアコンを手に入れるのも選択肢の1つです。中古でも一定期間の保証は付いていますし、しっかりクリーニングをした上で販売しているので安心です。

業務用エアコンを購入するデメリットは、初期費用がかかる点です。家庭用エアコンに比べて本体価格や工事費用が高くなっています。さらに、業務用エアコンは、定期的に自主点検を行う必要があります。

外部業者に依頼するのであれば、ランニングコストも発生します。万が一故障したときにも、有料のサポートプランや保険に入っていない場合には、高額な修理費用を請求される場合もあります。予想外の出費や初期費用を負担できるのであれば、契約に縛られずに自由に使える購入がおすすめです。

また、保証に入っていたとしても修理が困難なケースも存在します。メーカー側は修理に必要となる部品を、製造終了から約9年間は保有しています。しかし、9年を過ぎてしまうと部品が手に入らなくなる可能性もあるので、その場合は新機種に交換した方が、省エネ効果も高く、ランニングコストの面から見てもお得といえます。

そもそもリースって何？と思う方は、ぜひ参考にしてください。工事費用がかからなかったり、保険が適用できたりとメリットがたくさんあります。

業務用エアコンは購入しなくてもリースできるのが特徴です。リースとは長期間のレンタルと考えてもらって問題ありません。業務用エアコンをリースするメリットは、「初期費用がかからない」や「故障時に保険が使える」、「修理費用がかからない場合がある」といったメリットがあります。

これから業務用エアコンを導入しようと考えている方は、家庭用エアコンとの費用の違いに驚きます。お得に業務用エアコンを導入できるように、初期費用のかからないリースを検討してください。使用する環境や状態によっては、業務用エアコンを購入するよりもリースがおすすめです。

業務用エアコンをリースするメリットを紹介しましたが、残念ながらリースのデメリットもあります。リースを行うと、「途中で解約できない」や「購入するよりも割高になる」、「審査が必要」といった点があります。

購入するとそれ以上の金額はかかりませんが、リースを行うとリース期間に余計に支払う必要があります。初期費用はかかりませんが、リースをするときには、購入するときとどのくらい費用に違いがあるのか確認してください。また、1度契約をすると途中で解約できないのも注意が必要です。

今回は、業務用エアコンについて家庭用エアコンとの違い・選び方・おすすめ10選を紹介しました。業務用エアコンを購入する方におすすめしたいのが、ダイキン(DAIKIN)です。空調メーカーとして世界的にも人気があり、高性能機種が多くあります。