【2023最新】窓用エアコンおすすめ15選｜どんな窓でもOK？【ドンキホーテは？】

厳しい暑さが続く夏は、エアコンのない部屋では快適に過ごせないうえに、熱中症のリスクが高まります。賃貸住宅では基本的にエアコンの取り付け工事ができないため、お困りの方も多いです。そんな場合には、窓用エアコンを検討しましょう。

通常のエアコンとは違い、窓につけるタイプのエアコンは穴あけ工事や室外機の設置が不要です。そのため、賃貸住宅でも自分で手軽に設置でき、暑い夏を快適に過ごせるようになります。しかし、どんな窓でも取り付けできるの？と疑問が浮かびますよね。

本記事では、窓用エアコンの特徴や注意点・サッシへの取り付け方・気になる電気代・取り付けできない窓、寿命など、抑えておくコツを解説します。窓用エアコンの人気メーカーやおすすめ窓用エアコン、ドンキホーテで取り扱いがあるかも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。

普通のエアコンを設置する場合は、排水のためのドレンホースや室外機と繋ぐ配管を通すための穴あけ工事が必要です。そのため、賃貸住宅では基本的に取り付けが難しいです。窓用エアコンは穴あけや工事が不要で手軽に取り付けられるため、ほとんどの賃貸住宅で問題なく設置できます。

窓用エアコンは自分で取り付け・取り外しが可能なので、工事費がかからず経済的です。重さは20kg前後ありますが、設置の仕方は簡単で女性1人でも取り付けできる仕様になっています。また、設置に必要な部品もすべて揃っている状態で手に入ります。

設置方法は取扱説明書に詳しく記載されていますが、各メーカーの公式ページから動画でも確認できるので、事前にチェックしておくとスムーズに設置できます。

通常のエアコンは、室内に設置する本体と屋外に室外機を設置する必要があります。そのため、室外機の設置スペースが確保できない場合は、エアコンの取り付けができません。一方、窓用エアコンは、本体と室内機が一体型になっているため室外機の設置が不要です。窓枠に取り付けるだけなので、ベランダがない住宅でも取り付けられます。

普通のエアコンは、広いスペースに適応しているものがあり、幅広いラインナップから部屋に合った適応畳数を選べます。その一方で、窓用エアコンは最大適応畳数が木造住宅で7畳、鉄筋住宅で8畳までです。これ以上の広さに適応したものはどのメーカーも製造していません。

窓用エアコンは、一人暮らし向けの住宅・寝室・子ども部屋など仕切られた狭い空間で使用するには効果的ですが、広いリビングでメインの冷房として使用するのは出力不足になりやすいので注意してください。

手軽に取り付けられて便利な窓用エアコンですが、どんな窓でも取り付けられるわけではありません。ご自宅の窓が下記のような場合は、取り付けできない窓なので購入前に確認しましょう。

• 窓枠のサイズが770～1400mmの高さ以外の窓、470mm以上の開き幅のない窓
• サッシの上部と下部に立ち上がりのない窓
• 左右にスライドして動かす「引違い式の窓」以外の窓

窓用エアコンは、本体の取り付けに必要な取付け枠を自宅の窓に設置してその上に本体をはめ込むため、取り付けできる窓の大きさはおおむね決まっています。また、サッシに立ち上がりのない窓にも取り付けられますが、ドリルを使った作業が必要となり取り付けの難易度は上がってします。

引違い式の窓以外の窓への取り付けは、メーカー側は推奨していません。強引な取り付けは窓用エアコンの故障も招きかねないので、しっかり取り付けられる窓かどうかを確認してから購入してください。

窓用エアコンは普通のエアコンよりも電気代が高めです。1kWhあたり27円と想定して計算すると、1日8時間使用したときの電気代は約131円、毎日の使用で月3,930円程かかります。普通のエアコンでは1日約94円、月2,820円程なので1ヶ月に約1,000円以上の差が発生します。

普通のエアコンよりも省エネ性は落ちるため、窓用エアコンを使用しながら電気代を抑えるには使い方を工夫する必要があります。本記事の最後に電気代を抑える方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

窓用エアコン設置後も窓を閉じるのは可能ですが、使用中は室外に面しているエアコン背面側から放熱を行うため窓を開けっ放しにする必要があります。台風や暴風雨のときは、窓を開けられないため使用できません。

また、窓を開けっ放しにすると防犯面が心配です。防犯対策としては補助錠を取り付けるのがおすすめです。補助錠を取り付けると開けた位置で固定されるため、それ以上窓が開かなくなります。ほとんどのメーカーの窓用エアコンに付属されているので活用しましょう。

先ほども紹介しましたが、改めてサイズについて解説します。まずは、取り付けを予定している窓の幅や高さを計測しましょう。取り付け可能なのは、引き違いの窓で開き幅は47cm以上必要です。

また、高さ76cm～140cm程の窓に対応している窓エアコンが多いですが、必ず適応する窓の高さを商品のスペック表で確認してください。高さが140cm以上の窓の場合は、付属の取り付け枠では長さが足りません。その場合は、別売りの延長取り付け枠を購入する必要があります。

延長取り付け枠はAmazonなどで手に入るので、必要な場合は窓エアコンと一緒に注文しておくとスムーズに設置できます。

対応畳数は鉄筋住宅と木造住宅で異なります。一般的には、鉄筋住宅の方が気密性が高いため対応畳数は広くなります。冷房専用エアコンは木造住宅で4～4.5畳、鉄筋住宅で6～7畳の広さに対応しているものが多いです。

また、冷暖房兼用モデルの場合は暖房の方が対応畳数が狭くなるので注意してください。さらに、東日本と西日本では電源周波数が50Hz・60Hzと異なるため、モデルによっては適応畳数も異なる場合があります。製品ごとのスペック表で確認しましょう。

窓用エアコンは冷房専用タイプがほとんどですが、暖房機能を備えているタイプもあります。冷暖房兼用タイプなら、夏だけでなく春や秋の肌寒い日に活用できます。

ただし、窓用エアコンは外気温が下がると暖房能力が低下するうえ、暖まるまでに時間がかかり、真冬の使用には向きません。そのため、暖房兼用タイプでも冬場は他の暖房器具と併用する必要があるのを踏まえておきましょう。

窓用エアコンは室外機と一体型になっている分、普通のエアコンより音が大きくなりがちです。そのため、窓用エアコンを取り付けると近隣への騒音で近所迷惑にならないか心配な方もいます。また、就寝中も稼働させる場合は、できるだけ運転音が静かなモデルがおすすめです。

運転時の騒音レベルはdB(デシベル)単位で表示され、数値が大きいほど音も大きくなります。一般的に60dB以上の音はうるさく感じやすいと言われているので、静かさを求める方は50dB以下のモデルを選びましょう。

窓用エアコンは、通常のエアコンと比較的した際に電気代が高くなるケースが多いです。そのため、購入する際は消費電力が低いものを選ぶのがおすすめ。消費電力を比較する際には「期間消費電力」を参照し、1年間稼働した際の消費電力量を想定しましょう。

エアコンは部屋の空気と一緒にホコリも吸い込むため、フィルターに汚れが溜まりやすくなります。お手入れを怠ると悪臭の原因になったり、効率的に部屋を冷やせなくなったりするので、定期的なメンテナンスが必要です。

そのため、できるだけお手入れがしやすいものを選ぶのをおすすめします。たとえば、フィルターを取り外して丸洗いできるタイプなら衛生的に長く使えます。また、10年間交換不要なフィルターを採用しているものや、熱交換機まで洗浄できる製品にも注目しましょう。

窓用エアコンは空気を冷やしたときにドレン水が発生します。このドレン水は通常室外に排出される仕組みですが、窓用エアコン内部でドレン水を蒸発させる「ノンドレン機構」を採用しているモデルも多くなってきています。

集合住宅などで、ドレン水が流れると都合が悪い場合はノンドレンタイプを選びましょう。ただし、ノンドレンタイプでも梅雨時期など湿度が高い状況下では、処理できなかった水が背面から滴下するケースがあるので注意が必要です。

窓用エアコンには、性能に定評のある人気のメーカーがあります。ここでは、窓用エアコンの人気のメーカー、コロナ・トヨトミをご紹介します。

窓用エアコンといえば空調・家電機器メーカーの「コロナ」の製品が有名です。コロナのウインドエアコンには冷房専用シリーズと冷暖房兼用タイプがあります。冷房専用エアコンは、いずれの製品もノンドレン機構を採用しているので自身で排水を行う手間がありません。

また、コロナのウインドエアコンは10年間交換不要な脱臭フィルターや、カビの発生を防ぐ内部乾燥モードなど清潔を保つクリーン機能が充実しています。部屋を涼しくしながらきれいな空気の中で快適に過ごせます。コロナのエアコンについては以下の記事でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

トヨトミは、「生活を基本に便利で快適に」をモットーに世界各国で愛用される製品を開発・製造しています。トヨトミの窓用エアコンは、特に静音性が評価されています。運転停止時の音も制御する設計がされているので、寝室など運転音を抑えたい場所に取り付ける際におすすめです。

また、業界最小のコンパクトモデルも展開しており、お部屋のスペースを気にされる方にもおすすめです。エアコンの底部に溜まったドレン水に銅イオンを満たし、細菌の繁殖を抑える「ドレン水除菌効果」も備えているので、清潔な涼風で室内を満たせます。

ドンキホーテは、日用品から電化製品まで幅広く取り扱っている総合ディスカウントデパートです。窓用エアコンを取り扱っているのでは？と思う方もいますが、ドンキホーテでは窓用エアコンは販売されていません。

ドンキホーテと言えば、プライベートブランドの情熱価格が有名ですが、窓用エアコンは取り扱いがなく、販売しているのは、置くだけで使えるスポットエアクーラーのみです。スポットエアクーラーは、取り付け不要で置くだけで使えるエアクーラーで、室内の温度を快適に保ってくれる製品です。

窓用エアコンほど威力はりませんが、除湿機能などもある製品もあるので梅雨の時期などにも活用でき暑い夏に活躍が期待できます。

窓用エアコンは本体と標準取り付け枠・ネジ・窓パッキンなどがセットになっています。取り付け方法の流れは以下を参考にしてください。

1. 窓の立ち上がりに取り付け枠の下の溝を差し込み、下部のネジを締め付ける
2. 取り付け枠の上部を引き上げて窓上部の立ち上がりに差し込み、ネジを締めて固定する
3. エアコン本体の底部を取り付け、枠に突き当たるまで差し入れてから、上側を押し込んでセットする
4. エアコン本体と取り付け枠をネジで固定する
5. 外気や虫の侵入を防ぐため、室外側のガラス戸に窓パッキンを貼る

サッシに窓用エアコンの取り付け枠を差し込むための「立ち上がり」部分がなく、お困りの方も多いようです。そのようなサッシには、補助金具を使って立ち上がりを自作する必要があります。補助金具はL字の形をした金具で、ほとんどの窓用エアコンに同梱される部品です。

補助金具を取り付けるには、もともと窓枠についているネジを使用します。窓枠のネジを外して補助金具を噛ませてから再びネジを締めると、ドリルで穴をあけなくても簡単に固定できます。補助金具を固定したら、上記で紹介した方法で取り付けられます。

サーキュレーターを使うと、部屋の空気が循環されて冷房効率が上がります。素早く部屋が涼しくれば消費電力を抑えられ、節電に繋がります。冷房時は冷たい空気が部屋の下の方に溜まるので、サーキュレーターは床に置き、サーキュレーターの向きは窓エアコンに背を向けるように設置してください。

サーキュレーターを併用すると、冷たい空気が効率的に部屋に行き渡るようになります。部屋の中で温度のムラがなくなり、窓用エアコンの余分な運転を抑えられて節約になるうえ、快適さもアップします。以下の記事では、サーキュレーターとの併用方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

窓エアコンの消費電力を抑えるには、室温が高くなりすぎないように工夫するのが大切です。室温の上昇を抑えるには断熱性のあるカーテンを使用するのがおすすめ。レースタイプのカーテンなら窓からの熱をカットしながらも光は取り入れられるので、日中も使用しやすいです。

また、断熱カーテンは冬に使うと暖房の保温効果が高まります。オールシーズンで活躍するアイテムなのでぜひ活用しましょう。

窓用エアコンは部屋の空気を取り込む際に、空気中に浮いているホコリなどの汚れも一緒に吸い込みます。その汚れがフィルターに溜まっていくと冷房能力が弱くなり、電気代が余分にかかってしまいます。

フィルターのホコリは掃除機で吸い取るか、汚れがひどいときは中性洗剤を溶かした水で洗うときれいになります。電気代を節約し、清潔な空気を保つために最低でも2週間に1度はフィルターの掃除を行いましょう。

家庭用エアコンの寿命は10年程と言われています。ただしこれは、あくまでも安全に使用可能な期間としてメーカーが定めた一般的な標準使用期間になります。

この期間を超えても使用できる場合もあるかもしれませんが、経年劣化による発火などの恐れがあり、怪我のもとになります。その為、使用期間はきちんと守って一定の期間がたったら新しいものに交換するのをおすすめします。

窓用エアコンは穴あけ工事や室外機を置くスペースが不要なので、普通のエアコンよりも手軽に導入できます。この記事を参考にメリットとデメリットをしっかり把握し、ぜひ窓用エアコンを活用して暑い夏を快適に過ごしましょう。