【置き型エアコンも】室外機なしのエアコンおすすめ10選｜小型エアコンでも冷房で効率よく冷却

最近の夏は猛暑が続くこともあり、エアコンはなくてはならない家電になりました。多くのエアコンは室内機と室外機が別になっていて、パイプで繋がっています。そのため、エアコンを設置するには壁への穴あけや室外機を置くスペースが必要ですよね。

しかし、マンションやアパートなど部屋によっては壁に穴を開けられなかったり、外に室外機を置けるスペースがなかったりすることも。そんなときに便利なのが室外機なしの窓用エアコンです。窓用エアコンは室内機と室外機が一体になっていて窓に取り付けて使います。

取り付け工事が必要なく、ある程度の大きさの窓であれば設置できるため一人暮らしの方にも最適です。本記事では、室外機なしエアコンのメリット・デメリットや口コミ、選び方を解説。置き型エアコンのスポットクーラーも含めたおすすめ10選も紹介します。

室外機なしのエアコンには「窓用エアコン」「スポットクーラー」「冷風扇」の3種類あります。基本的に機能は冷房のみですが、窓用エアコンについては暖房機能を備えた「冷暖房」タイプもあります。

窓用エアコンのおすすめ6選で紹介するコロナの「CWH-A1820-WS」は冷暖房タイプです。選び方でも詳しく解説しますが、暖房機能は広い部屋には不向きなため注意が必要です。

先ほど説明しましたが室外機なしのエアコンは「窓用エアコン」「スポットクーラー」「冷風扇」の3種類です。

本記事で紹介する「窓用エアコン」は室内機と室外機の一体型エアコンになります。そのため、部屋の空気を冷やす仕組みは普通のエアコンと同じです。

「スポットクーラー」は小型なタイプが多く冷風機や床置きエアコンとも言われています。仕組みは窓用エアコンと同様です。キャスターや取っ手がついているタイプは移動できて便利。スポットクーラーは熱風を室外に逃がすためにダクトが付いているものを選ばないと冷房効果を得られません。

「冷風扇」は濡れたフィルターに風を通す際の気化熱を利用して冷風を作る仕組みです。冷えすぎず価格も比較的安いのが特徴。冷房効果は他の機器と比べて弱くなります。しかし、水の入れ替えが面倒だったり室内全体を冷やすことができないのがデメリットです。

メリットは、室外機がないため設置するときに工事不要な点です。また、部屋の外に室外機を置くスペースがない場合でも設置することができるので一般的なエアコンよりも設置するハードルが低いのがうれしいですね。

室外機のないエアコンの1番のデメリットは動作音の大きさです。室外機と室内機が一体になっているため、どうしても動作音が大きくなってしまいます。メーカーによっては騒音を「dB値」で公開しているので比較して選ぶのもおすすめです。

省エネ性能については普通のエアコンよりも悪く、広い部屋になるほど冷房能力が低くなる点に注意が必要。また、冷房機能のみの製品が多いため暖房を使うことが多い方には向きません。

室外機なしエアコンのメリット・デメリットを解説しましたが、ここでは購入した人の口コミを紹介します。実際の使用感や窓に取り付けるときの注意点など、購入時の参考にしてください。

どんなエアコンにも対応畳数が決められているため、設置する部屋の広さに合ったものを選ぶ必要があります。窓用エアコンは対応畳数があまり大きくないものがほとんどなので、広い部屋にはあまり向いていません。

エアコンの対応畳数は「冷房6～9畳」といった記載になっています。これは木造住宅で6畳、鉄筋住宅で9畳という意味なので、部屋の構造によって確認しましょう。

窓用のエアコンは室内機と室外機が一体になっているので、どうしても動作音が大きくなります。あまりに音がうるさいとテレビの音が聞こえにくいですし、夜間に使うのもためらわれますよね。そのため動作音は必ず確認しましょう。

一般的に、窓用エアコンの動作音は50～60db程度。ただ、これは人が会話している声量や掃除機の音と同じくらいです。人が静かだと感じるのは45db以下なので、少しうるさい程度です。もし夜間に使うことが多い場合は45db以下のモデルを選びましょう。口コミを参考にするのもおすすめです。

窓用のエアコンは、普通のエアコンよりも電気代が高くなります。そのため、できるだけ消費電力量が低いものを選ぶようにしましょう。

カタログには期間消費電力量という数値が記載されています。これは1年間エアコンを使用した場合の電力の目安になるため、この数値が低いものを選びましょう。

窓用エアコンは窓に設置するので、設置する窓の大きさを確認しましょう。窓の大きさは上下にある程度の高さが必要なので、小さい窓や大きすぎる窓には設置できません。

また、取りつける位置が左右両方に対応しているものを選ぶと、設置場所に困りません。もし片側のみに対応しているモデルを選ぶ場合は、窓の向きに合わせて選びましょう。

エアコンは、窓用であっても定期的にメンテナンスをする必要があります。ただ、窓用のエアコンは内部を掃除できないものが多く、業者に依頼しなければなりません。エアコンに自動洗浄や内部清掃機能があればメンテナンスの手間が省るので検討するのがおすすめです。

窓用エアコンは機能が少なく冷房のみの製品も多いですが、付加機能がついているものもあります。いくつかの製品で迷っているのなら、付加機能で選ぶといいですよ。

エアコンの内部をきれいにしてカビの発生を防ぐ機能、マイナスイオンを発生する機能、お部屋の空気をきれいにする換気機能など、商品によって付加機能が異なります。自分にとって必要な機能かどうかで選びましょう。

窓用エアコンは、構造上あまり多くの機能が付いていないものが多く、冷房機能しかない製品もあります。ただ、エアコンとしては冷房機能だけでなく暖房機能が付いているものも選ぶことが可能です。

ただし、暖房の対応畳数が低いものが多いので、広い部屋には向いていません。暖房で使う場合は対応畳数をよく確認してから購入しましょう。

室外機なしエアコンは通常のエアコンより、基本的に冷却効果が低いです。しかし工夫すれば冷却効果を高めることができます。扇風機やサーキュレーターを一緒に使う方法がおすすめ。使い方によっては電気代も抑えられます。

以下の記事では扇風機やサーキュレーターで効率的に冷やす方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

窓用のエアコンは窓を少し開けた状態で設置することになるので、防犯面で不安に思う人もいるかもしれません。気になる場合は、窓用の補助錠や防犯ブザーを設置してください。

一定以上窓が開かなくするものや、音で警告するものなどがあります。女性の一人暮らしや1階に住んでいる場合は特に防犯対策を徹底しましょう。

室外機のないエアコンの特徴・おすすめ商品を紹介しました。室外機を設置するのがさまざまな理由で難しい時に、工事不要の窓用エアコン・スポットクーラー・冷風扇が大活躍します。使い方にあった製品を選んで暑い夏を乗り切りましょう。