ウェアラブルエアコンおすすめ5選｜気になる口コミも紹介！

暑さの厳しい時期は、エアコンの効いた部屋の中なら快適に過ごせます。しかし、外ではエアコンが使えないため、夏の暑さに苦しんでいる方が多いのではないでしょうか。屋外でもできるだけ快適に過ごしたいですよね。

そこでおすすめしたいのがウェアラブルエアコンです。ウェアラブルエアコンはネッククーラーとも呼ばれ、首にかけるだけで涼しさを感じられます。場所を問わず使えるため、夏季にアウトドアを楽しみたい方におすすめです。

もちろん、自宅など屋内で暑さを感じたときにも手軽に使えます。そこで今回は、ウェアラブルエアコンのおすすめモデル5選を紹介します。メリット・デメリットや機種選びのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ウェアラブルエアコンは、首周りに装着するタイプのエアコンです。非常に軽量かつ小型なので、気軽に持ち運びできます。ひんやりとした涼しさを感じられるように、機器を冷却する役割を担っているのはペルチェ素子と呼ばれる半導体素子です。

薄い板状の金属にペルチェ素子が使われており、電流により温度差が生じる性質があります。プレートの片面が熱くなり、反対側は吸熱反応により温度が下がるのが特徴です。冷たくなる面を肌に向けて身に着けることで、涼感が得られます。

ウェアラブルエアコンには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。購入後に後悔しないよう、どんなデメリットがあるか把握することが大切です。ここでは、メリット・デメリットの内容を解説します。

家庭内には、暑がりの人と寒がりの人がいる場合が少なくありません。そのため、エアコンを使うときに設定温度で揉める可能性があります。ウェアラブルエアコンは1人で使う機器なので、他の家族に気を遣う必要がありません。

また、太い血管が通っている首を冷やせるため、短時間で涼しく感じられ熱中症対策にも効果的です。使用中は両手が空くので、仕事や勉強をしながら使えます。首にフィットするサイズのモデルを選べば、運動中の使用も可能です。

ウェアラブルエアコンを使うには、バッテリーの充電が必要です。充電が切れると動かなくなり、基本的には電源がないと再稼働できません。モバイルバッテリーで動くタイプは、すぐに再稼働させるには予備バッテリーを用意する必要があります。

また、特に初心者の方は付け心地に違和感を覚えることが少なくありません。あまりにサイズが合っていない場合、十分な冷却効果が発揮されない可能性もあります。さらに、吸気口への髪の巻き込みによる冷却力低下にも注意が必要です。

ウェアラブルエアコンには、建物に設置するエアコンとは違う特性があります。製品の特性上、ウェアラブルエアコンは次のような方におすすめです。

• 屋外での仕事が多い
• アウトドアやスポーツが好き
• 顔のほてりに困っている
• 暑がり

ウェアラブルエアコンを使用すれば、エアコンがない場所でも涼しく過ごせます。顔に近い部位に装着するため、顔のほてり対策にも有効です。また、周囲の人が快適に活動できる環境で、暑く感じることがある暑がりの方にも適しています。

折りたためるタイプのウェアラブルエアコンは、持ち運びに便利です。また、本体の重量は持ち運びの利便性だけでなく、使い心地にも関わるので必ずチェックしましょう。体に負担がかからないように、300g以下の軽い製品がおすすめです。

さらに、首に自然にフィットする大きさかどうかも確認しましょう。サイズが大きすぎると効果を実感しにくく、小さすぎると苦しく感じます。サイズを調節できるタイプなら、さまざまな太さの首に合わせられるので安心です。

連続で使用できる時間は機種によって異なります。バッテリーが切れると充電が必要となるため、近くに電源がなければすぐには使えません。どのような状況で使いたいか考えながら、1つ1つのスペックをしっかり確認しましょう。

エアコンが効いていない環境に長時間いることがあるなら、できるだけ持ち時間が長いモデルを選ぶのがおすすめです。モバイルバッテリーで10時間以上の冷却が可能な機種もあり、長時間の連続使用を考えている方に適しています。

ウェアラブルエアコンは、冷却レベルを変えられる場合が多いです。暑さに応じて冷却レベルを調節すれば、暑さがさほど厳しくないときに寒くなりすぎることがありません。また、暑さの厳しい環境でも快適な涼しさが持続します。

冷却レベルを調節できるモデルの多くは、2～4段階の調節が可能です。段階数の多い機種ほど気温の変化に柔軟に対応できます。なお、冷却レベルを上げると多くの電力を消費し、使用可能な時間が短くなるので注意しましょう。

ウェアラブルエアコンには、暖房運転が可能なモデルがあります。温熱運転機能を搭載した機種は暑さ対策だけでなく、冬の寒さにも備えられるのがメリットです。ペルチェ素子の効果で熱が放出され、寒いときに心地いい温かさを感じられます。

冬の通勤時や買い物に出かけるときなど、寒い中を歩くのが憂鬱に感じる方にとっては非常に便利な機能です。なお、温熱運転機能付きのモデルを選ぶ場合は、バッテリーの持ち時間やレベル調節の段階数をチェックしましょう。

大半のウェアラブルエアコンは首に引っ掛けて使うので、外から機器が見えます。使用中に周囲の視線が気になる方には、服の中に隠れるタイプの機種がおすすめです。また、デザインが好みであれば、愛着を持って使えます。ウェアラブルエアコンは形状や色使いがさまざまなので、できるだけデザインがいいと思えるモデルを選びましょう。

パソコンメーカーとして有名な富士通では、ウェアラブルエアコン「コモドギア」を取り扱っています。2021年に製品化された新機種「コモドギア i2」には、暖房機能が追加されました。3つのペルチェ素子プレートで効率的な冷却や加熱が可能です。

ただし、購入はできず法人向けのレンタルにのみ対応しています。レンタルの価格は1か月あたり10,000円（税込）です。主に建設業や警備業などの従事者を対象として、富士通ゼネラルの公式サイトで申し込みを受け付けています。

ウェアラブルエアコンは、価格が1万円を超えることが少なくありません。そのため、購入を決めるにはまとまった予算を確保する必要があります。夏の暑さに備えたい低予算の方には、扇風機タイプの小型ネッククーラーがおすすめです。

扇風機タイプは両側に小さな羽根が付いており、扇風機のように風を生み出します。1,000円台の機種もあるので少ない出費で入手が可能です。製品を選ぶときは、風量調節機能や連続使用できる時間をチェックしましょう。

ウェアラブルエアコンは場所に縛られずに使用できます。エアコンがない環境でも、簡単に涼しさを堪能できるのが最大の魅力です。また、暖房モードを搭載したモデルなら、年間通して過ごしやすい状態を保てます。ぜひウェアラブルエアコンを活用して、快適な生活を手に入れてくださいね。