換気機能付きエアコンを徹底比較｜ダイキンとパナソニックどっちがいい？

近年では感染症対策として、換気の意識が高まっています。夏や冬はエアコンをつけて部屋を閉め切り、換気を忘れがちですよね。エアコンに換気機能がついていれば窓を開けずに換気が可能ですが、一般的なエアコンに換気機能は付いていません。

しかし、2020年にダイキンから換気機能付きエアコンが発売されました。換気ができるエアコンなら、窓を開ける・外気に触れて室内温度が乱れるといったデメリットを抑えられるため、効率的に換気したい方にぴったりです。

本記事では、ダイキンやパナソニックの換気機能付きエアコンを中心に、特徴・機種などを徹底比較します。特にダイキン・パナソニックのどっちがいいのか気にしている方は、ぜひ最後までご覧ください。

換気が必要である主な理由は以下の3点です。

• 菌類・ウイルスなどの有害物質を排出する
• アレルギー・シックハウス症候群などを防ぐ
• フレッシュな外気を取り込む

また、換気をしないと室内の空気が澱む・臭いがこもる・菌類の繁殖を招くといったデメリットにつながります。積極的に換気し、空気をリフレッシュさせましょう。

エアコン稼働中は窓を締め切っているため、換気はあまりしませんが空気も悪くなってしまうため換気はしたいですよね。最近は換気機能付きエアコンが登場しており、窓を閉めていても手軽に換気可能な製品もありますのでご紹介します。

そもそも一般的に発売されているエアコン自体に、換気機能はありません。運転中は外の空気ではなく部屋の空気を取り込み、運転モードに応じて暖かい・冷たい空気に変え、部屋に戻す仕組みになっています。

つまり、一般的なエアコンでは部屋の換気は行われていません。換気するためには換気機能付きのエアコンに買い替えるか、定期的に窓を開けて部屋の空気を入れ替える必要があります。

今のところ、シャープや三菱などのメーカーでは換気機能付きのエアコンは販売されていません。換気機能付きエアコンを買いたい場合は先ほどご紹介したメーカーから選びましょう。

ただし、シャープは空気清浄機能付きのエアコンを販売しています。プラズマクラスターイオンと、それぞれエアコンに独自のイオン機能が付いているモデルがあり、菌やウイルスの活動を抑制し、カビ菌やニオイ菌を抑える効果があります。

また、三菱の換気アシスト機能付きは、設定した排気窓に向けて気流を吹かせることに加え、室内の空気をかき混ぜて隅によどみが残らないようにするエアコンです。さらに、電気を帯びた水粒子「ピュアミスト」が菌・ウイルス・花粉の活動を抑制し、肌や髪を保湿してくれます。

どちらも換気ではありませんが、健康的に過ごせる点においては選択肢としておすすめです。

換気機能付きエアコンを購入する際に、メーカーはダイキンとパナソニックのどっちがいいか悩む方も少なくありません。そこでこちらでは、両社製品の特徴をご紹介します。

2020年にダイキンから換気機能付きのエアコンが登場しました。この換気機能付きのエアコンでは、室外機から取り込んだ外気を搬送ホースで室内機に運びます。外気は室内機が部屋から取り込んだ空気とともに熱交換器を通り、温度調節されて室内に届けられる仕組みです。

ダイキンのエアコンで換気機能が付いているシリーズは、R・M・VXです。また、換気機能もシリーズによって違いがあります。Rシリーズは冷房・除湿などと同時に換気ができる「給気換気」、部屋の不快な空気を排出できる「排気換気」どちらも搭載しています。M・VXシリーズは給気換気のみです。

冬場の換気は暖房を入れて、部屋を暖めてから窓を開けると効率がいいです。暖かい空気が冷たい場所に逃げるので、室内外の温度差がある方が空気が流れやすくなります。

また、部屋の窓は1つではなく2つ、できれば対角線上にある窓を開けると空気の通り道ができ、効率的に換気できます。その際、空気は狭いところから広いところに移動することで勢いがよくなるため、入口となる窓は5〜15cmのみ開けるようにしましょう。

ただし、空気の出口となる窓を全開にすることは忘れないようにしてください。ダイキンでも「上手な換気の方法」について解説しているので、あわせて確認しておくと安心です。

住居に24時間換気システムがある場合には併用するのがおすすめです。部屋の壁や天井にある換気口で時間をかけて換気されるようになっています。換気口を閉じたり、システムをオフにしたりすると換気がされないので気をつけてください。

システムがない場合は台所の換気扇も活用できます。家の換気扇の中で最も排気量が多いのが台所の換気扇なので、効率的に換気が可能です。

サーキュレーターを併用するのもおすすめです。サーキュレーターは部屋の空気を循環させます。サーキュレーターを開けた窓やドアの方に向けて、部屋の空気を外に出すように使いましょう。

中に向けるよりも外に向けたほうが汚れた空気が外に出ていきやすくなります。もし部屋に換気口がある場合には、換気口がある方向にサーキュレーターを向けて使うのもおすすめです。下記リンクでも詳しく解説しています。

エアコンの有無に関わらず、こまめな換気は重要です。できれば1時間に2回・5分ずつ窓を開けて換気を行いましょう。冬に寒いと感じる場合は、5分よりも短くても問題ありません。

また、換気を忘れた場合でも、1回あたりの換気時間を長くするのは控えましょう。長い時間窓開けていると部屋の温度が下がるのでエアコンに負荷がかかり、電気代もかかります。エアコンの電気代について興味がある方は下記リンクもご覧ください。

感染症対策のためにも、換気はしっかり行う必要があります。換気機能付きエアコンは窓を開けずに換気ができるので、冬や夏の時期も快適に過ごしたい方におすすめです。換気機能付きエアコンがなくてもしっかり窓を開けての換気は行い、健康的に過ごしましょう。